【THEバスコレクション(トミーテック)】
今やNサイズバスモデルの代名詞となったTHEバスコレクション。バスコレの愛称で親しまれています。
これまでに発売された300アイテム(シークレット・特別企画品・事業者特注品を除く)のうち、北海道のバスは17アイテムがラインアップされています。
●第4弾 037 三菱MP218/618 北海道中央バス
バスコレで北海道の事業者のバスが初登場したのはこの第4弾です。(厳密には第2弾と第3弾の国鉄バスが、北海道の車両をモデルにしています。方向幕を見ると第2弾の日野HTには「手稲鉱山通」、第3弾の日野REには「標茶駅−虹別」と書かれています。)
平岡営業所に所属し、札幌市内の各路線で活躍している2694号車(札幌22か2694・1995年式)がプロトタイプですが、厳密には尺が違います(実車はP尺)。製品と同じM尺で中扉4枚折戸・逆T字窓とすれば、色内営業所所属の2417〜2419号車が該当します。
●第6弾 068 日野RJ 阿寒バス
丹頂鶴をあしらったこのカラーリングは、旧型車にも新型車にもマッチする、また「北海道らしさ」を感じさせる点でお気に入りのカラーリングのひとつです。
前面表示は「美幌駅前」になっています。
●第8弾 090 西工ネオロイヤルC型 北海道中央バス
プロトタイプは2003年に新製配置され、現在札幌北営業所に所属する951号車(札幌200か951・日産ディーゼルKL-RA552RBN改/2003年式)です。札幌市内から新千歳空港を結ぶ路線など近距離の高速路線を中心に活躍しています。
細部を見ると側面方向指示器の形状・位置や最後部側窓がT字窓でないなどの差異がありますが、ほぼ実車の形態を捉えており、個人的には満足いく仕上がりです。ただひとつ気になる点は、ストライプの赤がピンクがかっていて、実車に比べやや明るすぎる感じがします。
●第10弾 109 日野セレガGD 道南バス
プロトタイプは、同社札幌営業所に所属する410号車(札幌200か410・KL-RU1FSEA/社番343)です。札幌〜函館間「オーシャンドリーム」号(現在は高速はこだて号)用として2000年に新製配置され、現在も同路線で活躍しています。
公式側一部のトランクリッドの形状が異なりますが、ほぼ実車通りの形状で、同社の重厚な塗装もイメージ通り美しく再現されています。
●第12弾 140 日野RV 十勝バス
第12弾では十勝バスのRVがラインアップされました。同社は北海道中央バスや夕張鉄道などと並んで古くから日野のヘビーユーザーとして知られています。また、車両の使用年数が長いことでも知られ、90年代まで路線車のRBが稼動していました。このRVもつい最近まで新塗装に改められながら活躍していました。
製品化されたのは日野ブルーリボンのサンプルカラーをベースにした旧塗装です(個人的にもこちらのほうが好きです)。RVは北海道の他の事業者でも多数活躍していたので、塗り替えて観光バスが活気あった頃の観光地の風景を再現してみたいものです。
●第13弾 145 三菱ふそうMP218K 道北バス
プロトタイプは元川崎市交通局の412号車(旭川200か412・U-MP218K)です。なお同形式・同形態の410号車がリバイバル塗装になって活躍しています。(ちなみに同社のリバイバル塗装は地元の学習塾がスポンサーとなり、広告バスという形で施されています。)
製品は複雑なストライプも破綻なく再現され、まさにすばらしいの一言です。なお、同社には同じ第13弾の東京都交通局のMP218Kがそのままの塗装で導入されているので、一緒に並べて旭川の街並みを再現するのもいいかもしれません。
●第14弾 157 三菱ふそうニューエアロバス 北海道中央バス
プロトタイプとなったのは2024号車(札幌22か2024・U-MS826P/1993年式)です。もともとは貸切用として新製され、白地に赤/グレー帯のいわゆる「ドリーム色」を纏っていました。2001年に中央観光バスへ移籍、2004年同社廃業後中央バス本体に復帰した際に一般路線用になりました。最後は真栄(まさかえ)営業所に所属し、札樽高速線など近距離の都市間路線を中心に活躍しました。
バスコレで製品化されたのは、都市間高速用に転用され、高速用カラーに衣替えした後の晩年の姿です。赤の色調が見直され、より実車に近い色になっています。
●第15弾 169 三菱ふそうエアロスターPKG-MP35UM(ワンステップ) 北海道中央バス
日産ディーゼル(現UDトラックス)製のPKG-AP35UMとあわせ北海道中央バスにもまとまった数が導入されています。同社は前回の第14弾に続いてのラインアップ入りとなります。
プロトタイプとなったのは2444号車(札幌200か2444・2009年式)です。朝里車庫に配属され、小樽市内の路線を中心に運用されています。
前面表示は「2系統 桜町」になっています。
●第18弾 203 日野ブルーリボンHR 十勝バス
実車は北海道ちほく高原鉄道(現:りくべつ鉄道)の廃止代替用として5台が導入されました。
前面表示は「17 陸別」になっています。
●第19弾 223 三菱ふそうエアロスターK U-MP618M 北海道拓殖バス
前面表示は「新得」になっています。
●第20弾 235 富士重工業8E中型ロング車 道北バス
プロトタイプとなったのは720号車(旭川200か720・日産ディーゼルRP)です。
前面表示は「70 当麻ヘルシー」になっています。
●第21弾 246 日野レインボーII ワンステップ 宗谷バス
前面表示は「音威子府行」になっています。
●第22弾 253 三菱ふそうK-MP118N 旭川電気軌道
「ブルドッグ」の愛称でお馴染み。実車は神奈川中央交通を退役後、同社やJR北海道(当時)など多くの事業者に導入され、冷房化率の向上に貢献しました。
前面表示は「43 米飯12号」になっています。
●第22弾 254 三菱ふそうK-MP118N 千歳相互観光バス
「ブルドッグ」は同社にもまとまった数が導入されました。
前面表示は「西廻 泉沢向陽台団地」になっています。
●第24弾 277 三菱ふそうエアロバス P-MS725S 阿寒バス
名車「エアロバス」がついにバスコレに登場しました。北海道では阿寒バスが第6弾以来の登場です。阿寒バスといえばやはりこの「丹頂鶴カラー」ですね。
ちなみにこの24弾のシークレットは同社の貸切カラー(いわゆるバスセンター色)なのですが、いまだに入手は叶っていません(. . )
前面表示は「羅臼ゆき」になっています。
●第24弾 285 日野セレガR FS 北海道中央バス
プロトタイプとなったのは658号車(札幌200か658・KL-RU4FSEA/2002年式)です。岩見沢営業所に配属され、近距離高速路線で活躍しています。
前面表示は「高速 美唄」になっています。
●第25弾 289 日野ブルーリボンシティ KL-HU2PREA 北海道北見バス
前面表示は「8 夕陽ヶ丘‐日赤病院‐西8号線」になっています。
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