◆コンテナ改造作品集◆


 貨物列車が好きで、特にコンテナにハマってはや20年あまり。製品だけでは飽き足らず、市販や自作のコンテナデカールを利用してバラエティーを楽しんでいます。最近では製品もかなり充実してきましたが、コンテナの種類は私有コンテナも含めるとまさに星の数。まだまだカバーされていない形式も多く、参入の余地は十分に(?)あると思います。ここでは管理人が製品に一手間加えた作品を紹介します。なお各コンテナとも、特定ナンバーを模型化したものではないのでご承知おきください。

●JR貨物 19B型(更新後)

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 単純にTOMIXの18Dコンテナを塗り替えたものですが、妻面リブは実物に合わせてプラ細帯で修整してあります。塗装はJRFレッドの代用としてガンダムカラースプレー#10(Gレッド2)を選択しましたが、若干赤みが強かったようです。番号とロゴはワープロの外字機能を利用して製作し、クリヤーデカールに印字したものを貼り付けました。デカール保護に水性トップコートを使用したところ、条件が悪かったのかテカってしまいました。
 現在ではTOMIX、朗堂より製品が発売されています。(但し朗堂製品は現在メーカー在庫切れ。TOMIX製品は比較的容易に入手可能)


 

 

●JR貨物 19F型・その1

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 TOMIX 18Aコンテナをシンナープールに漬け塗装を落とし、扉の無い側面・妻面を厚さ0.5mmほど削り、プラ細帯でリブを作ります。屋根にもリブがあるので、心持ち削ってプラ細帯を貼り付けました。ちなみに側面・妻面は1mm幅、屋根は0.5mm幅です。
 塗装はハンズセレクトスプレー#24(ディープレーズン)です。この色は若干暗めですが、朗堂のJRコンテナ(19Dなど)と色調がほぼ同じなので、結構使える色です。ロゴや番号は市販のインレタや自作のデカールを適宜組み合わせました。クレオスMr.スーパークリア(つや消し)でコーティングし、タミヤウエザリングマスター(ラスト)で若干汚してあります。
 これも現在はTOMIXから製品が発売されています。

 

●JR貨物 19F型・その2

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 先に製作した19F型・その1が結構手間がかかって息切れしたため、単純にTOMIXの18Aを塗り替えてお気軽に登場させました。塗装は同様にハンズセレクトスプレー#24(ディープレーズン)です。ロゴや番号も同様に仕上げています。
 しかしこうしてみるとあまりにもあっさりしすぎてますね。せめて屋根のリブぐらい貼ればよかったかも…^^;


 

 

●JR貨物 V18C型

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 これは見た目以上に手間がかかりました。改造にはTOMIXのV18Aコンテナを2個使いました。(いわゆる「ニコイチ」ってやつです。)まず2個のコンテナの塗装を剥離後、屋根から見て対角線状に、扉付き側面と扉なし妻面を残すように切断します。そして2つのパーツを接合します。妻面を厚さ0.5mmほど削り平滑に仕上げた後、プラ細帯(エバーグリーン)でリブを表現します。実物は製造時期によっていくつかのタイプがありますが、私は好みで1.0mm、および1.5mm幅を使用しリブが太目のタイプにしました。
 塗装はGMクリーム1号、青22号の順にスプレーし、これもインレタと自作デカールを組み合わせてロゴや番号を作りました。


 

 

●JR貨物 20A型

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 TOMIXの18Dをベースに作りました。まず塗装を剥離後片方の側扉モールドを削り、屋根に0.5mm厚のプラ板を貼ります。プラ板の小片で屋根ヒンジとロック装置を表現します。塗装はGM西武レッドを使用し、ロゴなどの表記類は当時マリンファクトリーから発売されていた限定品のインレタを全面的に使用しました。
 実物はオートバイ輸送などの試験のため1個が試作されましたが、結局試作1個のみに終わり、量産は私有コンテナののU20A型に移行しました。しばらく生き残っていましたが、2008年に惜しくも廃コンとなりました。
2018年ごろまで見られましたが現在は所在不明です。

 

●日本石油輸送 UR18A・17A型各種

P1010005B.JPG - 25,427BYTES UR17A、およびUR18Aの青帯・緑帯タイプのものはTOMIXの18Aコンテナをベースに作成しました。元の塗装を剥離し、GM白3号で再塗装しました。ロゴや番号、帯などはワープロで自作したデカールで表現してあります。
 UR18Aの10000番台(赤帯タイプ)はTOMIXの18Dがベースです。元塗装を剥離後、両妻面のリブをプラ板で埋め、平滑に仕上げます。塗装は同様にGM白3号を使用し、帯やロゴ、番号は市販品と自作デカールの混用です。


 

 

●全国通運 UV19A型

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 TOMIXのV18Aをベースに製作しました。まず塗装を剥離し、左右の上から2番目のベンチレーターを削り取ります(両側面とも)。扉なし妻面のリブは若干形態が異なるため一旦削り落とし、プラ細帯で再生します。塗装はGM緑15号で、ロゴや表記類は自作デカールや市販コンテナデカールの切れ端を利用して仕上げてあります。
 現在は同社より製品が発売されていますが、V18Aの流用なのでベンチレーターが3段のままです。
 一個では淋しいので、現在もう一個製作中です。


 

 

●日本石油輸送(ヤマト運輸) UV46A型

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 TOMIXの20フィートコンテナを2個使用して切り継ぎ、30フィートにします。両側面のモールドは一旦すべて削り、プラ細帯でリブを表現します。ベンチレーターはプラ板、プロテクターはプラペーパーで、リンクはランナー引き伸ばし線でそれらしく作りました。
 塗装はGMクリーム4号をスプレー、ロゴや表記はワープロでデカールを自作し貼り付けてあります。
 これも製造時期によっていくつかのタイプがありますが、今回模型化した初期型が、編成に変化が出て個人的には好きです。後期型なら単に朗堂の30フィートコンテナの塗り替えでオッケーだと思います。


 

 

●日本石油輸送(西濃運輸リース) UV31A型

 朗堂の無塗装コンテナ(C-2101)をベースに製作しました。塗装はクレオス80番 コバルトブルーで、ロゴや表記類は自作デカールで仕上げてあります。
 表記類は実際より大きめにしています。(というよりデカール制作に使用しているワープロの性能上これ以上小さくできないのが正直なところですが…^^;)。


 

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