●今更ながら…GMキハ22キットを組み立てる

(2011.2.15UP)

ベース:グリーンマックス キハ22キット  ジャンル:キット組み立て  手間ひま度:★★★

 キハ22は1958年(昭和33年)に誕生し、合計で313両が製造されました。デッキ付で両運転台という使い勝手の良さから、急行からローカル運用までこなし、幹線からローカル線の末端まで姿を見ることが出来たキハ22は、まさに北海道を代表する車両といっても過言ではありません。しかしながら、北海道内(一部は東北にも配置)限定の車両のためか、なかなか製品化には恵まれませんでした。ベテランの方の中には、側板をプラ板で自作したり、レイルロードやシバザキ模型、銘わぁくす等のエッチングキットを組み立ててものにした方も多いと思います。
 そんな中、1998年にグリーンマックス(GM)からキハ22のキットが発売されました。2両1組のセットで、ライトこそ点灯しませんが、シャープな造型で好感が持てました。一方で下回りには不満が多く、キハ23用の流用の床下機器や、種々の雑誌やファンサイトのインプレッションにも書かれていたように、付属のTNカプラーとのマッチングの悪さが指摘され、決して組みやすいキットとは言えませんでした。発売直後に購入したものの、とっつきにくさとプライベートの多忙もあり、手付かずのまま10年以上が経過しました。
 しかし、ここ数年で様子がガラッと変わり、マイクロエースやTOMIXから完成品が発売され、容易に手に入るようになりました。(値段はちょっと高いですが…)これから再現していく北海道の鉄道風景にはキハ22は絶対外せない車両ですが、現有がたった2両だけでは寂しいのと、せっかくのキットを眠らせるのはもったいないと思い、一念発起して手がけることにしました。

 上写真左:GMのキハ22キット外箱 M車T車1両ずつのトータルセットとT車2両が組める基本セットがあった。  右:一両分のパーツ(T車用、M車用は床板と台車の代わりに動力ユニットが入る。)

まずは床下から!

 組み立て前に各パーツを中性洗剤で洗います。こうすることで接着剤や塗料の食いつきが良くなります。まずは床板パーツを組みます。ウエイトを挟み込むようにして2枚のパーツを貼り合わせます。

 そして、TNカプラーを取り付け…なのですが、加工済みのはずなのになかなかはまりません。さらに削る必要がありました。後方は取り付け足ぎりぎりまで、前方は胴受けぎりぎりまで、しかも両端をかなり削らないとはまりません。T車用はこれで何とかはまりましたが、M車用はこれでもダメで、ベース前方の円弧状の部分を削り取って何とか収まりました。しかしここまでいじるとパーツの強度は著しく弱くなっているので、取り扱いには注意が必要です。

 つぎにスノープロウを取り付けます。単線用と複線用がありますが、今回は単線用を使います。実車の資料を見ると北海道のキハ22はほとんどが単線用で、複線用は少数派です。取り付けは複線用のほうがずっと楽です(TNカプラーのベースの穴に差し込むだけ。)、単線用は、台車のスプリング用ピンに差し込むようになっていますが、説明書通りに削っても線路の凹凸やカーブなどの条件によってはTNカプラーと干渉してしまいます。そこでどうしたかというと、TNカプラーの胴受けに直付けしてしまいました。

 床板に床下機器を取り付けます。写真はキット付属の床下機器で、キハ23・45用の流用です。一部の機器を切断して取り付けるよう指示されていますが、そのままでは実車とあまりにもかけ離れているので、手持ちのキットの床下機器を総動員し、TOMIXの製品を参考に切った貼ったでそれらしく仕上げました。なお一部の機器は加工してあります。T車の水タンクはKATOの旧製品のものを流用しました。

床下機器配置(写真上から公式側、非公式側、下から見たところ)

 To Be Contenued…

 

◆そして上回り… (2011.8.7up)

 屋根と車体は塗装済みなので楽勝です。説明書通りにまず車体にインレタで表記を入れ、半光沢のクリアーで保護します。購入から13年経過しており、インレタがダメになっているかと思いましたが、保存状態が良かったのか、何とか使えました(^^;)今回は136号車(旭アサ)をチョイス。JR化後も89年末まで活躍していました。なぜ136にしたかと言えば、キットに付属のひさし付き2燈シールドビームが使えるから。
 車体にシールドビームを取り付けます。製品のままではみっともないので、0.8mmドリルで穴を開けてレンズをはめ込みます。レンズはなかなかぴったりのがなく、考え付いたのが透明ランナーの引き伸ばし線。ほぼ穴に合うようなところを切り出してはめ込みます。これが意外とさまになります。

2燈シールドビームの取り付け。136号車は車体と同じ朱色。0.8mmで穴あけ、ランナー引き伸ばし線を埋め込む。(見にくい画像ですみません。)

 屋根は穴あけしベンチレーターと防護無線アンテナを取り付けます。ベンチレーターはトミックスの分売パーツを、防護無線アンテナはKATOのAssyパーツを使用しました。

 

◆いよいよ組み立て

 車体に窓ガラスをはめ込み、屋根、床板を接着して完成なのですが、そのまま組むと腰高になるので、修正作業を行います。修正箇所は側面窓ガラスで、出っ張っている部分(ここが床板と接し、上下寸法を決定します。)の下端を削り、上下寸法を11.3mmに仕上げます。(キットのままでは11.6mm:実測)

左写真が修正前、右写真が修正後。違いが分かりますか?(どちらも左側がTOMIX製品、右がGMキット)

 

◆完成!

屋根・車体・床下を組み立て、ようやく完成です。キット購入から13年ぶりにようやく日の目を見ることになりました。

完成したキハ22 136(旭アサ)。JRマーク入りの現役末期の姿に仕立ててあります。

 M車のほうはまだなのですが、3次型にしたいのでドアをいじらなければならず(今のところ同じ旭アサの251号車にする予定)、またそのまま動力ユニットにTNカプラーを組み込むと動力台車と干渉してカーブが曲がれず、その対策を施すため完成にはもう少し時間がかかりそうです。完成したらお目にかけたいと思います。

ひとまずTHE ENDかな?

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