●北海道中央バス 529 (札幌200か・529)
日野セレガR-FD(KL-RU4FSEA)
改造ベース:THEバスコレクション 第10弾 日野セレガR-FD 東京空港交通
【改造メモ】
ベースについてですが、第10弾のラインアップでR-FDでプラグドアといえば、東京空港交通か伊予鉄道しかありません。東京空港交通は直結冷房仕様のためフェンダーや荷物室扉の形状が異なります。一方、伊予鉄道は側面についてはそのままでOKですが、リヤウインドーの天地が短いタイプですので、いずれにしても車体をいじる必要があります。今回は、東京空港交通がダブりが多かったので、こちらを改造ベースに選びました。
まず車体の加工について。IPAにて元塗装の剥離後、夕鉄バスと同様にして屋上クーラーを慎重に外します。穴はプラ丸棒と瞬間接着剤で埋めておきます。次にパネルラインにナイフを入れ、前扉直後よりリヤフェンダーまでを切り離します。切り離した部分には南国交通から調達したものを接いでおきます。手際が悪くパネルラインに隙間が出来てしまい、瞬間接着剤で埋めましたが、若干の乱れが残ってしまいました。また、強度的にも不安が残ります。伊予鉄道をベースにしてリヤウインドーを広げたほうが簡単でリスクも少ないと思いますが、今後の改造でホイールベースの変更などにより、フェンダーや側面パネルの切り継ぎが必要になるため、試験的な意味も含めあえて今回はこのような方法をとっています。
車体の加工が終わったら塗装に移ります。サーフェーサー処理の後、クレオス(3)レッド→GM(9)ねずみ色1号→クレオス(69)グランプリホワイトの順に吹いています。デカールをワープロを用いて作成し(社名ロゴとナンバープレートは外字機能で作成)貼り付け、細部色入れを済ませた後、半つやクリヤーで保護、後は組み立てて完成です。窓ガラスは前面と運転席横が南国交通、ドア部分は東京空港交通のものを社番を消し、ドア上部ガラスをブロンズ→ブルーガラスに変更した上で再利用し、サイドとリヤは奈良交通のものを利用しています。車内はブルー系のシートなので、シートパーツをクレオス(110)キャラクターブルーで塗っておきました。